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​​ユーフォリア帝国 旅の記録

「私にも、アレが終わった今もよくわかっていないことが多数ある。

...ただ、後にも先にもあんなに長くて、そして短い旅はなかっただろうね」

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​ここではないどこか、異国の地を求めて──

​Eupholic Journey -Gute Reise-

​この旅が始まったのは、たしかに爽やかな風が吹き抜ける、あの港町の丘だった。

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あの日、確かに私は「白」に迷い込み、そこであの自称・神に出会った。

​Eupholic Journey -7th Sector-

​やけに生活感のあるあの部屋で、私が何と出会い何を話したのか。正確に記述しておく必要がある。この後に語る話のためにもね。

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​歴史ある町は今、巨大な権利闘争に呑まれようとしている。

​Eupholic Journey -Dynastic War-

​帝の玉座は、アウィンスター家、オーランド家、ネルプルグ家、バフレスク枢機卿の誰が座るのか。私には見届ける義務があるようだ。

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明星の如く神へ叛逆する黎明の子へ幸あれ。

Eupholic Journey
​   -def preclude_catastrophe(quantize):-

​帝国に巣食うあの確かに強大な支配者を相手に、彼らはいったいどうやって立ち向かうのだろう。私はそれを、純粋に知りたいんだ。

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そこには何にもなかった。確かに「ここ」なのに、思考が現実を受け付けない。

Eupholic Journey -Forlorn Ruins-

旅を終えて、ようやく帰還できたはずだ。なのに、この胸騒ぎは何だろう。どうして私は、この場所を知らないのだろう。

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​今度こそ本当に旅は終わりだ。でもこれは、始まりでもあるんだ。

Eupholic Journey -The Journey Never Ends-

​私の前に、もうあの帝国が姿を現すことはなかった。でも、それは決して旅の終わりでも、ましてや別れでもないんだ。

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